東京にお住まいの方でも、「江戸城とは?」と聞かれ、「皇居?」「皇居ランはしてるけど」といった回答で、入ったことがない方が多いのではないでしょうか。
江戸城といえば徳川家康が幕府を開き、250年続いた江戸時代はもちろんのこと、その後も皇居が備えられ、近くには国会議事堂や霞ヶ関もあり、まさに日本の中心部です。
100名城スタンプは既にゲットしてますが、1人の皇居ランナーとして江戸城のオススメエリアをご紹介します。
ちなみに僕は皇居ランするのに電車に乗って付近のランニングステーション(ランステ)に1000円払うのはためらうので、片道7キロ走って江戸城まで行きます(笑)。
皇居1周は5キロなので、家に帰るとだいたい20キロに。
さ・・・行きましょう!
1.桜田門
桜田門外ノ変としてあまりにも有名。隣りには警視庁やレンガ造りの文部省があります。
皇居ランナーの集合場所で使われてもいます。
2.二重橋と伏見櫓
外国人観光客に一番人気の撮影スポット。す
写真ではよくわかりませんが、手前の石橋と、後方の鉄橋とを総称して「二重橋」と呼びます。
その二重橋の奥に見えるのは伏見櫓。はるばる伏見城から移築されたというのが名前の由来だそうです。
3.同心番所と石垣
大手門、平川門、北桔橋門の3ヶ所から入城できます。
今回は大手門から。
札を渡され、最後に出る時に返します。出口は違う門でも問題ありません。
昔は貰わなかったような…
江戸城は広いので場所が把握しづらい。
武士は最初に同心番所へ。
そして大きな石垣に対面。
本丸へ向かう登り道です。ワクワクします。
4.富士見櫓
ここを見逃す(スルー)する観光客も多いかと。城内に3つ残る櫓のうち、唯一の三重とらなっています。明暦の大火で焼失後、再建された櫓。
5.天守台
1607年した天守閣はこの上にありました。三代将軍家光の時代に明暦の大火で焼失した後、ついに再建することはありませんでした。
江戸城本丸の広さを感じられます。
おすすめは、裏側(平川門方面)の石垣の表情。
6.汐見坂
ここから見る城壁が素晴らしい!
大好きなエリアです。
周囲は梅林となっており、シーズン以外は人が少ないエリアなのが残念。
展望台からの景色です。
広範囲なのに手入れが行き届いているのは日本有数なのではないでしょうか。
7.北桔橋門、半蔵門
ランナーの方々、左手を見てください!(皇居ランは反時計回りがルール。名古屋城も同じですね)
この石垣の高さ、素晴らしいです。
大奥に近いことから女性がよく使ったという平川門(竹橋駅近く)です。
平川濠。
そこからさらに上へ。
右手には国立近代美術館があるあたり。
この辺、石垣が好きな人にはたまらないですねー。もう一つ。
北桔橋門です。
そして皇族が出入りする門。
もう少しでどなたか通過する様子でした。
江戸城の上側、千鳥ヶ淵公園から見る風景です。
さらに桜田門方面に進むと、半蔵門があります。こちらからは入城することは出来ません。言うまでもありませんが名前の由来は服部半蔵ですね。
その右手にはFMTOKYO。
霞ヶ関の景色も素晴らしいです。
ランナーにとってはここから一気に下る坂道。僕の1キロのベストタイムはここから先です。
右手に国立劇場が。
そしてスタートの桜田門まで一周5キロ。
観光客は少ないのですが実は、深い内堀が見れる北桔橋門付近が僕の1番のオススメだったりします。
今回ご紹介したのは江戸城の内堀。中心部のみになります。北の丸公園や武道館はもちろん、四ツ谷や赤坂付近にも渡る広大な江戸城。見どころ満載です。
もう一つ、江戸で開府したことから江戸に目を付けて開拓したのは徳川家康ではなく、太田道灌となっております。
太田親子の土台があった上で家康が発展させ、幕府が250年続いたというのが正しい理解かと。家康がなぜ江戸を選んだのか…その理由はまた別の話で。
皇居ランもそうですし、大坂城や名古屋城など大きな城の周辺に働いているビジネスパーソンは羨ましいです。
■らっさんのお城チェック「江戸城」
・お城の好き度:★★★★☆(4点)
・東海道1.5次(東京)からのアクセス:★★★★★(5点)
・城下町・周辺の盛り上がり:★★★☆☆(3点)
・スタンプの管理:★★★★☆(4点)
・リピート願望 :★★★★★(5点)