長岡藩士河井継之助を題材にした映画『峠』を観ました。
『燃えよ剣』に続く司馬遼太郎原作の映画。
長岡駅から徒歩5分程度、河井継之助記念館へ。
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玄関入ると、すぐにガトリング砲の模型があります。
そして、1階展示場の裏の方には、継之助の書『常在戦場』が。
長岡藩の、現代のブランドスローガンの位置付けでしょうか。
実際に、西軍に長岡城が攻められた時、継之助自らの手でガトリング砲を操縦したと言われています。
常在戦場。継之助が普通の指揮官のように後方の安全な場所に居たのなら、肩にも脚にも重症を負うことはなかったでしょう。
階段で2階に上がると、残念ながら撮影禁止のため画像はありません。
継之助の書状など展示されています。
持ち運び用の小さな硯があり、身近だった愛用品を見ることができ良かったです。
長岡藩のその後は、『米百俵』の話や、海軍総司令官山本五十六を生んだ土地としてまた戦禍に見舞われたりと、歴史的遺産が多く残っておらず、哀しい30万人都市を歩むことになります。
史跡がない分、人間にフォーカスし、長岡花火といったイベントにより人の心を動かす、そういった地方創生の道を歩んでいくのではないでしょうか。