年始に暇なので、映画DVDを借りにTSUTAYAへ。
鶴橋康夫監督のコメディ時代劇映画「のみとり侍」を観ました。
監督は新潟県村上市の生まれで、同じく新潟県出身の小松重男の短編小説集『蚤とり侍』をずっと映画化したかったらしく、実現した模様です。
らっさんものみとりの意味を知らずに。。はい、R指定でいきなり濡れ場ありでびっくりでした。
ストーリーは江戸時代中期の設定で、長岡藩士小林寛之進(阿部寛)がひょんなことから藩主に逆らい、のみとりになるところから始まる。
最初のお客、お相手役には寺島しのぶ、エッチを教えてくれる豊川悦司、貧乏で子供に学問を教える斎藤工、阿部寛の恐妻役に前田敦子、田沼意次役に桂三枝、など豪華キャストの俳優陣です。
『猫の蚤取り』というのは江戸時代に実在する裏の職業で、男性が女性の性欲を満たす仕事。
寺島しのぶの濡れ場は他の映画でも有名ですが、阿部寛との絡みは新鮮ですね。あとトヨエツの身体も引き締まっているし、斎藤工はそういう意味では出番無かったのが残念です…
原作本が新潟(監督も新潟)と言うことで長岡藩の設定なのでしょうが、とくに長岡藩が必要というわけではないです。
全体的な評価ですが、うーん、新鮮な感じもしますが、喜怒哀楽の強弱が足りないと思います。阿部寛ならテルマエや下町ロケットのような世界観や長いセルフも可能でしょうからその辺をもっと活かせてあげればと感じました。
意外性という点も、斎藤工の禁断の名刀?の話は良かったですが、前田敦子の混みいったストーリーがあっても良かったでしょうし、深みに欠けてたように思います。
おススメ度としては、長岡藩という点で新潟の人には「阿部寛が長岡藩士を演じてますよー」と知ってもらえると良いかな、という程度です。
以上、シネマレビューでした。